「減らす」よりも「優先順位をつけて整える」
前回は、食事の改善は「足りないものを足す」ことから始めると無理なく続けやすい、という話をしました。
そのうえで、次のステップとしてようやく出てくるのが「じゃあ、現代の食生活で負担になるものを少し調整していこう」という視点です。
とはいえ、“ゼロにする”という発想ではなく、「頻度と量をうまくコントロールする」ことが目的になります。
減らす優先順位 — 体が疲れやすくなる順から
現代の食生活で特に影響が大きいものを、体への「負担感」の強さで並べるとこの順番になります。
| 優先順位 | 減らす対象 | 特徴・体への影響 |
|---|---|---|
| ① 血糖値を急に上げるもの | 菓子パン・清涼飲料・甘いお菓子・白いパンだけの食事など | 食後の眠気・だるさ・イライラ・早い空腹感につながりやすい |
| ② 加工油や揚げ物の頻度 | サラダ油/ショートニング/惣菜の揚げ物 | “なんとなく体が重い”感覚の背景にある炎症反応 |
| ③ 「味の刺激」に偏った食事 | 過剰な塩分・濃い味・スナック菓子など | 舌が刺激に慣れ、本来の味に満足しにくくなる |
ポイントは、「やめる」ではなく「連続しないようにする」こと。
菓子パンを食べる日があっても構いません。ただ、「毎日」から「週に1〜2回」に変わるだけで、体は少しずつ落ち着きを取り戻しはじめます。
減らすときのコツ — いきなり封じない
「もう一生○○を食べない」と決めるのは、多くの場合ストレスになります。
現代の暮らしを送る私たちにとって自然なのはむしろ、
“連続で摂らないリズム”をつくる
という方向です。
- 「甘いものを食べた日は、夜にタンパク質と繊維を意識する」
- 「揚げ物を食べた翌朝は、味噌汁や魚を取り入れてバランスを戻す」
こうした“揺らぎを調整する感覚”が身につくと、選択が「我慢」から「調整」へと変わっていきます。
“制限”ではなく“微調整”
狩猟採集の暮らしには、そもそも“食べ過ぎ”という考え方が存在していませんでした。
食事を現代的に整えるというのは、「食べていい・悪い」の線引きではなく、
体にとって過剰な刺激が続かないように、バランスをゆるやかに戻していく
という、とても地味で現実的な調整作業なんです。
では、次回は食事の“満腹感”ではなく“満足感”を大切にしましょうというお話です。
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食事は“満腹感”ではなく“満足感”で考えるとうまくいく [note015]
「満腹」なのに、なぜか満たされない お腹は膨れているのに「なんとなく物足りない」と感じることがあります。これは…













