ジンギスカンは「食べる脂肪燃焼剤」。羊肉がボディメイクに適している理由。 [note093]

Ref. #ボディメイク #ジンギスカン #L-カルニチン #融点 #ラム #マトン

Library Note [Note-093]

本日の問い

焼肉の中で、なぜ羊肉だけが「脂肪が燃える肉」と呼ばれるのか?その秘密は、脂肪燃焼に必須の成分量と、人間の体温では溶けない「脂の融点」にあります。

こんな方へ

  • 焼肉を食べたいが、脂質やカロリーが気になって躊躇している方。
  • ただ痩せるだけでなく、食べたものをエネルギーに変えて燃やしたい方。

この記事の結論

  • 羊肉は脂肪燃焼の必須成分「L-カルニチン」が豊富。これがないと、体脂肪はエネルギーとして燃えることができない。
  • 羊の脂は融点が高く、体内で吸収されにくい「太りにくい脂」である。効果を最大化するなら、カルニチンが豊富な「マトン」を選びたい。

「燃やす」ための肉

「お肉をお腹いっぱい食べたいけれど、脂肪は減らしたい」 そんな矛盾する願いを叶えてくれるのが、羊肉(ジンギスカン)です。

牛や豚が「身体を作る材料」だとすれば、羊はそれに加えて「脂肪を燃やすための着火剤」の役割も果たしてくれます。

その鍵を握るのが、「L-カルニチン」という成分です。 役割は非常にシンプルです。

実は、私たちの体脂肪は、それ単体では勝手に燃えることができません。 カルニチンと結びついて初めて、エネルギーとして燃焼されることができます。

逆に言えば、「カルニチンが足りていないと、いくら運動しても脂肪は燃えない」ということです。

羊肉には、この成分が豚肉の約10倍も含まれています。 羊肉を食べるということは、体の中に「脂肪を燃やすための必須アイテム」をたっぷりと補充するということなのです。

人間の体温では「溶けない」脂

もう一つ、羊肉がダイエットに向いている面白い理由があります。 それが「脂の溶ける温度(融点)」です。

  • 豚肉の脂: 28℃〜(人の体温でサラサラ溶ける)
  • 牛肉の脂: 40℃〜(体温に近い)
  • 羊肉の脂: 44℃〜(体温よりかなり高い)

人間の体温は36〜37℃くらいです。 豚や牛の脂は、お腹に入るとすぐに溶けて吸収されてしまいます。 しかし、羊の脂は44℃にならないと溶けません。私たちのお腹の中では、温度が足りず「固まったまま」になりやすいのです。

溶けない脂は、吸収されにくく、そのまま体の外へ排出されやすくなります。 「こってりして見えるけれど、実は体に残りにくい」これが、羊肉が太りにくいと言われるカラクリです。

「ラム」か「マトン」か。選び方のコツ

お店に行くと「ラム」と「マトン」で迷うかもしれません。 目的に合わせて選んでみましょう。

1. ラム(仔羊)

生後1年未満 臭みがなく、肉質が非常に柔らかいです。 まだ筋肉が未発達なため、クセがなく誰にでも食べやすい良質なタンパク源ですが、L-カルニチンの量はマトンに比べると少なめです。 「まずは美味しくタンパク質を摂りたい」という時はこちらです。

2. マトン(成羊)

生後2年以上 色が濃く、味わい深く、特有の香りがあります。 長く大地を踏みしめてきたため、筋肉中のL-カルニチン含有量は最大化されています。あの独特の香りは、彼らが食べた「牧草の成分(抗酸化物質)」が体内に凝縮された証です。 「脂肪燃焼効果を最大化したい」という方は、迷わずマトンです。

あの鍋の形には、意味がある

最後に、あの帽子のような形をした「ジンギスカン鍋」の話をしましょう。 あれは、ただのデザインではありません。

  • 頂上で肉を焼く: 余分な脂が、溝を伝って下に落ちていきます(カロリーカット)。
  • 縁(ふち)で野菜を煮る: 落ちてきた脂の旨味を、周りの野菜が受け止めます。

お肉はヘルシーに、野菜はお肉の旨味を吸って驚くほど美味しくなる。 ジンギスカン鍋は、お肉と野菜をバランスよく、美味しく食べるための「理に適ったシステム」なのです。

代謝の炎をくべる

寒い地域で育つ羊は、自分の体を温めるために、脂肪を燃やす力がとても強い動物です。 私たちがジンギスカンを食べることは、その「熱を生み出す力」を借りることでもあります。

ダイエット中だからとサラダばかり食べて、体が冷えていませんか? そんな時は、煙の中でマトンを焼いてみてください。 その一口が、あなたの眠っていた代謝スイッチを、カチリと入れてくれるはずです。

この記事を書いた人

トレーナーAzuma

フィットネスの知見をもとに、動きやすい体づくりをサポート。「日常を軽やかに動く体作り」を目指して情報発信中。

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