チートデイ理論編:脳を騙す正しい食べ方とおススメの食事 [note091]

ef. #チートデイ #リフィード #代謝 #レプチン #甲状腺ホルモン #ビタミンB1

Library Note [Note-091]

本日の問い

停滞期を打破するチートデイ。でも、好きなものを暴食するだけでは逆効果です。代謝のスイッチを再び入れるために、身体が本当に必要としている「栄養素の条件」とは?

こんな方へ

  • 食事制限を頑張っているのに、体重が落ちなくなってしまった方。
  • チートデイ=「何でも食べていい日」だと思い、ジャンクフードを食べている方。

この記事の結論

  • チートデイの目的は、飢餓状態だと勘違いした脳(レプチン)と甲状腺を納得させ、落ちてしまった代謝を元に戻すことにある。ただのストレス発散とは違う。
  • スイッチを入れるのは「糖質」であり、脂質ではない。うな重や豚肉など、糖質を燃やす栄養素(ビタミンB1等)を含む食事こそが、ベストな代謝アップ食である。

その「チート」、ただのドカ食いになっていませんか?

SNSなどで見る「チートデイ」は、ピザやドーナツ、揚げ物を限界まで詰め込むイベントのように見えます。 それを見て、「ダイエット中でもたまにはタガを外していいんだ」と思っているなら、半分正解で、半分間違いです。

あれは単なる「ストレス発散」です。 本来のチートデイ(Cheat Day)とは、食事制限によって「飢餓状態だ」と判断し、省エネモードになってしまった身体を「騙す(Cheat)」ためのテクニックです。

「エネルギーは十分に足りているぞ」「もっと燃やしていいぞ」 そう身体に納得させ、落ちてしまった代謝を再び上げる。 そのためには、ただカロリーを摂るのではなく、明確な「栄養学的なルール」守る必要があります。

代謝を戻すための「3つの条件」

代謝のスイッチを入れるためには、以下の3つをクリアする必要があります。 これを知ると、なぜジャンクフードではダメなのかが分かります。

1. 脳を納得させる(レプチンの回復) 
脳は「レプチン」というホルモンでエネルギー不足を監視しています。これを回復させるスイッチは「糖質(炭水化物)」です。 実は、脂質を大量に摂ってもレプチンはあまり反応しません。ケーキや揚げ物でカロリーを稼いでも、脳は「エネルギーが来た」とは認識しにくいのです。

2. 火力を戻す(甲状腺ホルモンの活性化) 
基礎代謝のアクセル役である「甲状腺ホルモン」も、制限食が続くと弱まります。 これを再点火させるために必須なのが、肝臓での「十分な炭水化物」です。糖質抜きで肉ばかり食べていても代謝が戻らないのは、このためです。

3. タンクを満たす(グリコーゲン) 
筋肉と肝臓のエネルギー源「グリコーゲン」を満タンにすることです。 ここが満たされると、身体は「飢餓の危機は去った」と判断し、溜め込んでいた水分(むくみ)を排出します。チート後に体重がストンと落ちるのはこの現象です。

正解は「高炭水化物・高タンパク質」

上記の条件を満たす食事。それは、「高炭水化物・高タンパク質」であり、「脂質は控えめ」であることです。

  • 炭水化物: 今回の主役。普段の2倍〜3倍食べて、スイッチを押します。
  • タンパク質: 必須。タンパク質は食べるだけで熱を生む効果(DIT)が高いため、代謝の炎を燃やす着火剤になります。
  • 脂質: ここは要注意。カロリーは稼げますが、スイッチを押す効果は薄いです。摂りすぎると、単純に体脂肪が増えるリスクになります。

つまり、クリームたっぷりのスイーツや脂ぎったラーメンは、「代謝回復」の観点からは効率が悪いのです。

これが「痩せるチート飯」

ただ白米を食べればいいわけではありません。 「大量の糖質を、いかに効率よく熱に変えるか」。 そのブースト効果を持つ栄養素を含んだ、賢いメニュー選びを紹介します。

  • うな重(ビタミンB1+糖質)
    最強のチートミールです。うなぎはビタミンB1が豊富。B1は「糖質をエネルギーに変える」ために必須の栄養素です。 つまり、「燃料(ご飯)」と「点火プラグ(B1)」がセットになっているため、食べた糖質が即座に代謝の炎に変わります。
  • トンテキ定食・ポークソテー(ビタミンB1+糖質)
    豚肉もビタミンB1の宝庫です。玉ねぎやニンニクと一緒に食べることで、B1の吸収率がさらに高まります。 定食形式で、大盛りのご飯をワシワシ食べる。これが理にかなった代謝アップ術です。
  • ジンギスカン(L-カルニチン+糖質)
    羊肉にはL-カルニチンが豊富に含まれています。これは脂肪を燃焼工場へ運ぶ役割を持ちます。 ご飯で代謝のスイッチを入れつつ、カルニチンで脂肪燃焼も促進する。「食べて痩せる」ためのハイブリッドな組み合わせです。
  • 海鮮丼・寿司(良質な脂質+糖質)
    クリーンな食事の王道です。魚の油(EPA/DHA)は血液をサラサラにし、脂質代謝を助けます。 酢飯でしっかり糖質を摂りつつ、翌日の胃もたれも防げる、非常に優秀なメニューです。

中途半端にせず、ご飯を食べる

チートデイは、ダイエットをサボる日ではありません。 「代謝を上げるために、あえて食べる日」です。

中途半端に食べるのが一番よくありません。 「太るかも」という恐怖心を捨て、白米などの良質な炭水化物を、身体が熱くなるまでしっかり食べる。 その「正しい過食」こそが、停滞していたあなたの身体を、再び燃える身体へと変えてくれるのです。

この記事を書いた人

トレーナーAzuma

フィットネスの知見をもとに、動きやすい体づくりをサポート。「日常を軽やかに動く体作り」を目指して情報発信中。

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