Ref. #ダイエット #カロリー計算 #ホメオスタシス #代謝適応 #1/fゆらぎ #コンビニ食

本日の問い
毎日コンビニの「サラダチキンとあのおにぎり」で、カロリーを完璧に管理しているのに、なぜか体重が落ちなくなることがあります。それは、あなたの体がその「固定された数値」に完全適応してしまったからです。代謝を動かし続けるには、計算できない「誤差(揺らぎ)」が必要なのです。
こんな方へ
- 毎日まったく同じメニューを食べ続けて、体重が落ちなくなってきた方。
- コンビニでダイエットを意識した買い物をよくされる方。
この記事の結論
- コンビニ食などの加工食品は、規格が統一されているため、いつ食べても栄養素とカロリーが「完全に固定されている。この一定のリズムは、身体のホメオスタシス(恒常性)を強く働かせ、代謝を省エネモードに適応させやすい。
- 一方、自然の肉や魚、野菜は、同じ100gであっても、個体差や季節によって脂質や水分の含有量が微妙に異なる。この「成分の揺らぎ(ノイズ)」が、身体にとって予測不能な刺激となり、適応(停滞)を防ぐ。
- 数字を厳密に管理しようとするほど、身体は頑固になる。自然界の「曖昧さ」を受け入れる寛容さが、結果として代謝を柔軟にする。
「完璧な管理」の落とし穴
ダイエットに真面目な人ほど、コンビニエンスストアを好みます。 裏を見れば、「エネルギー 125kcal、タンパク質 20.5g」と、正確な数字が書いてあるからです。
これをパズルのように組み合わせて、毎日ぴったり同じカロリー、同じPFCバランスで食事を摂る。 理論上はこれで痩せるはずです。しかし、多くの人がどこかで「ピタリと止まる」経験をします。
なぜか? それは、あなたの体が「予測可能な入力」に対して、完璧に最適化してしまったからです。
毎日1mmも狂わずに同じ燃料が入ってくるとわかれば、体は安心して代謝を落とし、「そのカロリーだけで生きていける体(省エネモード)」にシフトします。 工業製品の「正確さ」が、皮肉にも身体の適応スピードを早めてしまうのです。
自然食材は「毎回ちがう」
一方で、スーパーで売っている精肉や鮮魚はどうでしょうか。 「鶏胸肉 100g」と書いてあっても、その中身は毎回違います。
- 育った環境による筋肉の質。
- 季節による脂の乗り具合。
- 水分量の微妙な個体差。
これらは、工業製品のように規格統一されていません。 成分表には平均値が書いてありますが、実際には毎回「±数%の誤差」があります。
この「揺らぎ」こそが重要なのです。 食べるたびに微妙に異なる栄養バランス、微妙に異なる消化の負担。 この予測できない微細なノイズが、身体のセンサーを常に刺激し続けます。 「お、今日は少し脂が多いな」「今日は水分が少ないな」と、内臓がその都度微調整を行うことで、代謝が一定化(停滞)するのを防ぐのです。
「ノイズ」を取り込む戦略
ずっと同じ重さ、同じ回数で筋トレをしていると筋肉が慣れてしまうように、食事も「ランダム性」がないと体は慣れてしまいます。
加工食品(固定データ)ばかり食べている人は、意識して「素材(変動データ)」を取り入れてください。
- サラダチキンではなく、自分で茹でた鶏肉にする。
- カット野菜ではなく、旬の野菜をちぎって食べる。
- サプリメントではなく、果物からビタミンを摂る。
それらはカロリー計算が少し面倒かもしれません。 しかし、その計算できない「ズレ」こそが、あなたのホメオスタシスを揺さぶり、停滞した代謝の歯車を再び回すきっかけになります。
曖昧さを許容する
私たちはつい、数字ですべてをコントロールしたくなります。 しかし、私たちの体自体が、自然の一部であり、揺らぎの中に生きています。
「今日は脂が乗っているから、カロリーが少し高いかもな」 「この野菜は甘いから、糖質が多いかもな」
そんなふうに、自然食品が持つ「計算できない曖昧さ」を許容して食べてみる。 その数値への寛容さが、ガチガチに固まってしまった心と体を解きほぐし、結果としてスムーズな変化を生み出すのかもしれません。










