壊れた食欲センサーを修理する。脳をリセットする「食事の再トレーニング」 [note041]

壊れた食欲センサーの直し方
  • 本日の問い
    食欲が止まらなくなってしまった状態をリセットする方法は?
  • こんな方へ
    アイスや菓子パン、コンビニスイーツ。そんな生活がやめられない方へ

ここまで、私たちの脳がいかに現代食(加工食品・多様なメニュー・糖質×脂質のコンボ)によって狂ってしまい、食欲のブレーキを壊されているかを見てきました。

では、一度狂ってしまった「セットポイント(体重調整機能)」は、もう元には戻らないのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。脳の報酬システムを正常に戻す「再トレーニング」を行えば、無理なく食欲を落ち着かせることが可能です。

「退屈な食事」が脳を癒やす

解決策は非常にシンプルです。 「食事の報酬レベル(快楽度)を意図的に下げる期間を作る」こと。これにつきます。

刺激の強い食事に慣れきった脳を、正常な感度に戻すための具体的な戦略は以下の通りです。

1. 加工食品を一切断つ 

脳を興奮させる「糖質×脂質」のコンボや、旨味調味料が添加された食品を排除します。コンビニ弁当やスナック菓子は、脳にとってのドラッグだと認識してください。

2. 「味の多様性」を制限する 

一回の食事の品数を減らします。バイキング形式のような食事は避け、シンプルなメニュー構成にします。「飽き」を味方につけ、適量で箸が止まるように仕向けるのです。

3. 素材そのまま(ホールフード)を食べる 

肉、魚、野菜、芋などを、茹でる・焼くといったシンプルな調理法で食べます。素材そのものの味は、加工食品ほどの爆発的な快楽はありませんが、穏やかな満足感を与えてくれます。

脳が正常化するとどうなるか?

この「地味な食事(低報酬な食事)」をしばらく続けると、最初は物足りなさを感じるかもしれません。しかし、次第に脳のドーパミン受容体が回復し、以下のような変化が訪れます。

  • 「もっと食べたい」という異常な渇望が消える
  • 適量を食べると、自然に「もういらない」と感じるようになる
  • 素材本来の味が美味しく感じられるようになる

これが、セットポイントが正常に機能し始めた証拠です。

まとめ:食欲との戦いを終わらせる

「食事報酬」の理論が教えてくれるのは、「痩せられないのは、あなたの意思が弱いからではなく、脳が過剰な刺激に晒されているからだ」という事実です。

無理にカロリー計算をして空腹と戦うよりも、まずは脳を刺激しない「シンプルな食事」に切り替えてみる。 そうすることで、壊れていたブレーキが直り、体は自然と適正体重へと戻っていくはずです。

この記事を書いた人

トレーナーAzuma

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