トレーナーという仕事を始めて、かれこれ10年近くが経ちました。これだけ長く続けていると、お客さまとも自然と長いお付き合いになることが多くなってきます。
私がここ宇都宮でパーソナルジムを立ち上げたのは、まだ20代後半の頃でした。あれから時が経ち、今では30代半ばを過ぎ、家庭を持ち、生活の環境も少しずつ変わってきました。
同じように、お客さまの生活環境やライフステージにも変化が訪れます。長い時間を共有しているからこそ、それぞれの人生の移り変わりに立ち会うことも増えてきました。
そんな中で、私自身のフィットネスに対する考え方も、当初とは少しずつ変わってきたように感じています。

私がフィットネスに取り組み始めたきっかけには、「自分を変えたい」「日常に変化を起こしたい」という想いが少なからずありました。
おそらく、パーソナルトレーニングに通ってくださる方々の中にも、同じような気持ちを抱いている方は多いのではないでしょうか。
ただ、日々ジムに通い、週末はアウトドアを楽しむ——そんな生活を10年以上続けていると、フィットネスが自分の「土台」になっていることを実感するようになりました。
思い返してみれば、人生の中でプレッシャーがかかるような場面でも、自分を見失わずに踏みとどまれたのは、体を動かす習慣があったからかもしれません。
運動を続けてきたからこそ、自分が自分らしくいられる瞬間があったのだと、最近はしみじみと感じることがあります。

人は、変わろうと変わるまいと、自然と歳を重ねていきます。そして周囲の環境も変わっていきます。望むと望まざるとに関わらず、人生にはさまざまな出来事が起こるものです。
だからこそ、そうした変化の波に流されずに、自分らしくあり続けるためには、健康な体が必要なのだと改めて感じています。
言葉にすると当たり前のことのようですが、最近は実感を伴って腑に落ちるようになりました。
健康な体があるからこそ、健全に物事を考えることができる。
「自分を変える力」を引き出せるのがフィットネスの魅力のひとつであるのと同時に、
「変わらない自分で居続けるため」に、フィットネスを習慣とすることの大切さも、今は強く感じています。













