楽しい時間・・・

先日、福田屋で開催されていた「栃木蘭展」に行ってきました。
もともと花は好きなんですが、蘭には以前から妙に惹かれるところがあって。会期中に「ちょっと見ておきたいな」と思ったら、体が自然と会場へ向いていました。

たまたまお客さんに教えてもらって知ることができました笑

私自身は、いわゆる胡蝶蘭のような花メインのものより、「ジュエルオーキッド」という葉を愛でる蘭を育ててきました。名前の通り宝石みたいな雰囲気のある、観葉植物としてのラン。知る人ぞ知る存在です。葉脈が光を拾ってキラッとしたり、じわっと育っていく様子を、愛でるように眺めるのが好きなんです。

ジュエルオーキッドは葉脈が光って見える珍しい植物

ここで、ちょっとマニアックかもしれませんが一つ。蘭の魅力といえば、もちろん花の造形の美しさだと思うのですが、私の場合はどうしても“根”に目がいってしまいます。

蘭系の植物の根って、一般的な草花みたいに地下でどんどん広がっていくのとは少し違うんです。成長点から一本ずつ、株の成長に合わせて新しい根が追加されていく。株の育ち具合が、根にダイレクトに出る感じがあるんですよね。今ある株に対して根が一本ずつ増えていって、しかも伸びれば伸びるほど存在感が増していく。「勝手に繁殖していく」というより、「こちらの管理の結果が、そのまま根の状態に反映される」。そんな実直さがなんだか生き物っぽくて、育てていて面白いなと思っています。

ラン科植物特有の根っこ

さらに勝手なイメージですが、蘭って盆栽にも近い感覚があるなと思っております。根や株、花弁の様子を見ながら、「今日はこんな感じかな」「この環境でどうかな」と細かく見ていく。すると、それに応えるように少しずつ、でも確かに状態が変わっていく。私はこれまで、バラみたいなどちらかと言うと野生味があって、ぐんぐん育っていく植物を育てることが多かったので、だからこそ今、こういう「対話型」の植物に関心が向いているのかもしれません(笑)

いざ会場で実物を前にすると、やっぱり圧倒されました。形も色も香りも、同じ「蘭」という括りには収まりきらない個性。さらに、作り手の方の思いや、育てた時間の厚みみたいなものが花に乗っていて、植物でありながら一つの“作品”を見ているような感覚になりました。

会場は思っていた以上に賑わっていて、趣味家さん同士が語り合っていたりもして。皆さんそれぞれの蘭との暮らしを楽しんでいるんだろうな、と想像すると、なんだか勝手に嬉しくなりました。

ちなみに今回のイベントは、草月流の生け花展も同時開催されていました。作品はどれも見応えがあって、中でも目を引いたのが、縦横2メートルはありそうな巨大な展示です。どうやったらこんな空間の使い方ができるんだろう、と感心しながら、いろんな角度から写真を撮っていました。

そんなこんなで生花展示の鑑賞を楽しんでいたところ、ちょうど近くで写真を撮ろうとしている方がいらしたので、「お写真撮りますよ」と声をかけたんです。すると、「実はこれ、私の作品なんです」と。なんと、その作品を生けた生花教室の先生ご本人でした。

こちらは生徒さんの作品。センス良すぎて・・・

少しだけお話を聞かせてもらったのですが、作る側の話を聞くと、作品の見え方が変わるんだなと思いました。ここはこういう意図で、この素材はこういう理由で、という話を聞くだけで、「なるほど」と腑に落ちる部分が増えていく。思いがけず、すごくいい時間になりました。

帰り道は、頭の中がずっと渋滞状態。次に迎えるならどんな種類がいいかな、今ある株の根をもっと丁寧に見てあげようかな。いや待てよ、本気でやるなら温室が必要か? 室内管理の手間はどうだ? ……なんて(笑)。やってみたい気持ちと、現実的な手間の見積もりが、行ったり来たり。

でも、こうやって「どうしようかなぁ」と考えながら歩いている時間そのものが、一番楽しいんですよね。興味が勝手に走り始めちゃって頭の中をぐるぐるしているこの雑多な時間。

いやー、わずかな時間ではありましたが、本当に楽しい時間を過ごしました!!今年はどんな新しい「ワクワク」と出会えるのか、今からちょっと楽しみです( ^ω^ )

この記事を書いた人

トレーナーAzuma

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