子供が成長していくにつれ、家の中だけでは手狭に感じるようになり、市内の児童館や子育て支援センターを利用し始めました。宇都宮の秋は、八幡山公園やみずほの自然の森公園での外遊びも最高に気持ちいい季節ですが、夕暮れが早くなるこの時期、安心して遊べる屋内の遊び場もまた、本当にありがたい存在です。それから我が家の週末の過ごし方は大きく変わり、同時に私の世界観も広がったように感じます。
こういった地域の施設は、宇都宮市などの行政が運営しているので、「ジャパンカップ」や「宇都宮餃子祭り」といった秋の大きなイベントのポスターだけでなく、近所の公民館で行われる子ども向けの音楽演奏会やフリーマーケットなどの情報収集をするにも最高の場所なんです。
「お、今度ここ行こう!」「宇都宮でこんなこともやってるのか!」と、地域の施設を利用する機会が増えてからは、本当に世界が広がったと感じています。

さらに、そういった施設は地域が運営しているため、子どもたちだけではなく、その地域のシニア世代の方々も集まるハブのような役割を担っていることもあります。
例えば、二荒山神社の近くにある「ゆうあいひろば」や、各地区のコミュニティセンターなど、行った先で出会うおじいちゃんおばあちゃんと自然とそこで交流することになる。そういった中で生まれる会話や何気ないコミュニケーションが、意外と育児中の私たちを整えてくれるんですよね。
育児をしていると、どうしても子どもと親だけの関係に目線が集中し、世界が狭くなりがちです。特に宇都宮は車社会なので、自宅と職場、スーパーの往復だけだと、季節の移ろいや人との接点を感じる機会が少なくなってしまいます。
しかし、そういった地域の施設に足を運んでいると、そこから地域につながっていく。
そして、宇都宮という地域を作っているいろんな人との出会いの機会も生まれる。それが結果的に、子育ての心に余裕を作り、子育てがもっと楽しくなる。これは決して大袈裟ではなく、実際に地域の施設に足を運ぶようになってからそう感じています。

子どもができてから、本当に社会の見え方が変わりました。
今はこうして、宇都宮市の施設にたくさんお世話になっていますし、妻の出産期には入院もあったので、市内の病院の方々にも本当にお世話になった。そして栃木県や市ごとに様々な支援があったりする。
社会のインフラのありがたみを受け取る機会が多くなり、私も社会の一員としてしっかりとこの社会に貢献していかなければならないという意識も自然と芽生えてきました。
別にこれは子育てに関することだけでなく、人間、ライフステージの切り替わりの中で、例えば親の介護であったりとか、人それぞれ人生を生きていて色々ある中で、社会のお世話になる瞬間はきっとあるはずです。
本当にいろんな人に助けられながら生きているんだなあということを実感します。
私自身もそうですが、人間は誰しも一人では大人になれず、いろんな人の世話になりながら大きくなっていくんだなあということを、親として追体験できているのは大きな学びですね。













