パーソナルトレーナーという仕事柄、お客様から差し入れやお土産をいただくことがよくあります。 本当にありがたいことです。いただいて嬉しいのと同時に、毎回「何かお返しがしたいな」という気持ちも自然と湧いてきます。
で、私の場合、そこがお花になりがちです。花束というより、苗とか球根とか。 食べ物系のお土産に関しては、私自身が疎いというのもあります。美味しいお店や名物にあまり詳しくなくて(苦笑)。そこで無理をして選ぶより、自分がちゃんと自信を持って選べるものを渡したいな、と思ってしまうんです。
(もちろん育てるのが好きな方や興味関心がある方に限ってのお話ではありますが笑)

花はこれまでいろいろ育ててきたので、「これ、たぶん強いな」とか「このタイプはあとから伸びるぞ」といった、経験則のような勘が少しあります。 もちろん外すこともありますが、育てた分だけ目は鍛えられる感覚がある。花屋さんで見ている時も、今かわいいかどうかだけじゃなくて、育てた先の姿を一回想像して選んでいます。
ただ、お花って選ぶ側からすると難しいんですよね〜。 育ててみないと分からないことが多い。園芸店に並ぶ見た目が素晴らしくても、家に連れて帰ったら急に元気がなくなったりするし、逆に「地味だな」って思った苗が、季節をまたいだら急に主役になったりもする。そういう予想できないところが面白いんですけども。

今年も、ちょうど今の時期に「これは…」と手が伸びたのが、『ラナンキュラス・ラックス』でした。 ラナンキュラスは切り花でもおなじみなので、ご存知の方も多いと思います。ラックスは、その改良品種で球根性のものです。
実はこのラックスとっても育てやすいんです〜! ちゃんと越冬して、次の年も咲く。しかも年を重ねると株がしっかりしてきて、花数が増えていく。 咲いた姿はもちろんきれいですし、切って飾れば切り花としても楽しめるし、また株は残っていく。育てる楽しみと、眺める楽しみが別々にあるというか、ひとつで色々と楽しめる花なんです。

僕も毎年この時期になると、芽吹きが楽しみで。 土の上にちょこんと葉っぱが出てくると、「お!今年も来たな」って思う。あの感じが好きなんですよね。
なので今回もラックスを選びました。 「お返し」と言葉にするときれいですが、実際は「育てる楽しさを共有したい」っていうだけかもしれません。押しつけるつもりはないけれど、知ってもらえたら嬉しい。そんな感じです。そしてトレーニングの時にお花トークが出来たら最高だなぁって。

花を渡すと、花そのものよりも、しばらく生活の中に「楽しみの予定」が増える感じがします。 ラックスが、お客様にとってのそういう小さな楽しみになってくれたらいいなと思っています。











