祝!!V6!!

皆さん、本日11月1日は何の日かご存知でしょうか? そうです。V6のデビュー記念日です。そして本日をもってデビュー30周年となります。

そそそしてなんと、その30周年の今日、ついにV6がサブスクを解禁しました!!

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V6 streaming Listen to content by V6.

V6は、あまり言及されることありませんが、当時の音楽シーンにおいて実に多くの功績を残したグループなんです。なんか昨今の音楽の時代の流れが早すぎて、私がしっかりと書き記しておかなければ、時代の流れに埋没してしまうのではないかと言うファンの勝手な責任感で、ここに改めてV6の素晴らしさを書き記しておこうと思います!!

コーラスユニットとしての理想形

アイドル史を遡れば、コーラスが素晴らしいグループは数え切れないほどいます。 ですが、その「完成度」で言ったら、V6はトップクラスだったと私は思うのです。

大きく言えば、トニセン(20th Century)の落ち着いた歌声と、カミセン(Coming Century)のフレッシュさ。この2つが奇跡的に融合したときに生まれる、完全なる調和、ハーモニー。

坂本くんと井ノ原くんの、太く伸びやかで優しい歌声は、V6の「背骨」と言ってもいいでしょう。ここに長野くんの「アイドル然」とした甘い歌声が加わることで、トニセンとしての1つの完成形が生まれます。

ここに、カミセン。 森田くんと三宅くんの、みずみずしくもハイトーンな歌声が加わる。 そして、実はV6のマスターピースだと思っているのが岡田くんです。 彼の、若くフレッシュな歌声の中に同居する、言葉では言い表せないような「落ち着き」と「成熟感」。この絶妙なバランスが、トニセンとカミセンを違和感なく融合させ、V6という奇跡の「黄金比」を生み出していたんです。

V6の歌声って、まるで虹のような美しさを持っているなぁと聴くたびに感じます。

V6の解散が発表された当時、真っ先に思ったのは、この歌声、この奇跡のバランスがもう新しく聴けないということへの喪失感でした。 30周年の今、改めてサブスクでこのハーモニーを多くの人が聴けるようになることに、心から感謝です。

V6の音楽は「平成J-Popの歴史」そのもの

そして、何より語らなければいけないのは、V6の素晴らしい音楽性です。

▼ 時代の幕開け「ユーロビート三部作」 

デビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」から、「MADE IN JAPAN」、「TAKE ME HIGHER」。 いわゆる「ユーロビート三部作」です。

当時のJ-Popシーンの主流であったダンスビート、avexサウンドと共鳴するアッパーな楽曲群。彼らのアクロバティックなパフォーマンスと共に、平成J-Popの華やかな幕開けを象徴する、圧倒的な勢いを持っていました。

▼ J-Popの「顔」になったポップス 

そして、V6の方向性を決定づけたのは、5枚目のシングル「愛なんだ」です。

これまでのユーロビート路線から一転、玉置浩二さんという日本を代表する音楽家を迎え、誰もが口ずさめるキャッチーなサウンドへ。 そして続く「本気がいっばい」「WAになっておどろう」で、激しいダンスナンバーだけでなく、家族みんなで楽しめる温かい「J-Popスタンダード」も生み出し、完全にお茶の間の人気を獲得しました。

平成J-Popが持つ「多様性」を、V6はキャリアの早い段階から体現していた。まさに、この時代のV6が生み出してきた楽曲が、J-Popの「顔」そのものでした。

▼ 「アイドルラップ」の確立 

もう一つ、絶対に語らなければいけないのが「アイドルラップ」の確立です。

今でこそアイドルがラップをするのは当たり前だし、ポップソングにラップパートが入るのも普通です。でも、その「原型」とも言える、ポップスとラップの境界線がまだ曖昧だった頃の、あのチェケラッチョ的な”ヘタウマ感”。

当時のm.c.A・Tさん的なポップミュージックにラップを加えたスタイルをアイドルの世界に持ち込み、J-Popの中に「ラップパート」を違和感なく溶け込ませたのは、V6の大きな功績だと思っています。 (※この流れで語るならDA PUMPの名前を出さないと違和感が出ますが、それはそれで語りだすと止まらなそうなのでまた別の機会に)

そんなV6の「アイドルラップ」を象徴する、私の愛してやまない曲がこちらです。

現代のバチバチに上手い洗練されたラップもカッコよくて好きなのですが、この時期のJ-Popラップにしかない「時代の空気感」って、本当に貴重で愛おしいんです。

V6という唯一無二の黄金比コーラス

こうして、ユーロビートから始まり、誰もが楽しめるポップス、そしてそこにラップの要素が加わり…。 その後、V6には本当に数々の有名な音楽家たちが楽曲を提供することになります。

中でも、私が「V6の最高傑作」として推したいのがこの曲です。

V6が培ってきた時代を象徴する音楽性と、先に述べた「唯一無二の黄金比コーラス」が合体した、最強の名曲だと思っています。聴くだけで元気が出る、まさにV6の真骨頂です。

V6って、音楽性で語り出すと本当にキリがなくて、紹介したい曲が無限にあるんです。 J-Popが一番キラキラしていた「平成」という時代を、その中心で体現し続けたアイドルだと思っています。

だからこそ、V6の曲を聴くと、あの頃のキラキラした瞬間が鮮やかに蘇ってくる。 そんな、あなたの「平成」を思い出す一曲はどれですか?

V6の音楽の流れを振り返っていくと、デビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」は、まさにV6というグループを象徴するタイトルだったんだなと、30年経った今、改めて思えてきます。

今回は音楽面について熱く語ってきましたが、「平成を象徴するアイドルとしてのV6」とか、「個性の集合体としてのグループアイドルの黄金比」とか、もう、いろんな切り口でキリがないくらい語れる(というか語りたい)ので、また次の機会にでも。

ではでは、V6 30周年、本当におめでとう! そして、ありがとう!ぜひ、サブスクでV6の音楽に触れてみてください!!

追記

4年前のラストツアーは奇跡的にチケットが取れました・・・!!ちゃんとお疲れ様を言えて良かった。

この記事を書いた人

トレーナーAzuma

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