カラダを動かす楽しさは「気づき」にある

身体を動かすことのいちばんの楽しさは、「気づき」だと思います。
できなかった理由に、ある日ふっと気づく瞬間がある。頭で理解するというより、体で腑に落ちる感覚です。

足裏の重心を少し変える、呼吸を半拍ずらす、視野を広げてみる、いつもと少し違うボディイメージで動いてみる——それだけで、動きが軽く、スムーズになる。
昨日より動きの軸がぶれなくなった。スムーズに力を発揮できた。動きに柔らかさが出た。
そんな「少し」の積み重ねがうれしいのです。

赤ちゃんの発達過程はまさに気づきの連続

気づきは連鎖します。
試す → わかる → また試す。
そんなサイクルを繰り返すうちに、次の練習が待ち遠しくなる。だからこそ、最初の気づきを自分のものとして感じ取ることがとても大切です。

そして、その気づきや、「できた!」「わかった!」という瞬間を人にも伝えられたら、トレーナーとしての楽しさはもっと広がります。
正解を押しつけるのではなく、一緒に手がかりを探す。相手の中に眠る「気づきの芽」をともに見つけていくイメージです。

手の置き方や足裏の重心を少し整えるだけで動きがスッと変わり、「おぉ!」という表情がこぼれる。その瞬間に立ち会えると、こちらまでうれしくなるものです。

トレーナーとしての道のりはまだまだ長い。
だからこそ、お客様と気づきを共有する楽しさを胸に、日々一歩ずつ進んでいきたいと思います。

この記事を書いた人

トレーナーAzuma

フィットネスの知見をもとに、動きやすい体づくりをサポート。「日常を軽やかに動く体作り」を目指して情報発信中。

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